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靴をきちんと履く習慣が無いことの影響

2020.07.10

 日本人は家に帰ると靴を脱ぎます。また出ていくときには靴を履きます。

 だから、靴の脱ぎ履きはとても面倒くさいことなのです。自分も以前はそうでしたから分かります。 分かりますが、健康な足の方であればそのユルユルの状態で歩いても身体に痛みは出ませんが、支障が出る方は病院に行ったり、クスリやサプリメントを飲む前にきちんと靴を履いて下さい。 一番上の穴までヒモを通して、きつくヒモを結んでください。 それだけで身体の不調は緩和できる可能性が十分にあります。

 それでは、なぜユルユルだとダメなんでしょうか? 

 ユルユルだと歩いている途中に様々な状況が生じます。それが身体に支障をきたすのです。 足元からの影響が下肢だけでなく上肢にまで波及し、毎日の蓄積で支障をきたします。

 ユルユルだと、靴の中で足は前にズレていきます。一番前まで指がつくと爪が当たります。 ➡変色・変形です。

 またズレることにより緊張が継続するため汗をたくさんかきます。      ➡におい・靴の劣化                

 ズレるのを本能的に嫌うため、指を曲げて踏ん張ろうとします        ➡指の変形・アーチの低下

 ユルユルなため歩くクセが出て足首の捻れや倒れを引き起こします      ➡胼胝タコ・魚の目の生成や指や爪の変形、ヒザ痛・腰痛の悪化

 一般的に起こる内容だけを書きましたが、履く時に片方30秒ずつ時間をかけて履くだけで上記のような症状は発生する確率は格段に少なくなります。 たった60秒費やすだけで、例えばヒザ痛・腰痛が抑えられるのであれば、皆さんやりますでしょう? 病院に掛かる診療代・通院時間・交通費などを考えればいかに必要なことかは分かります。

 まずは自分の足を確認して、何か異常はないか見てもらい変化があれば、一度きちんとヒモをきつく締めて歩いて見てください。 靴は軽く感じ、動きやすくなると思います。